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幼い頃に出て行った母への手紙

泉谷 陽子

こんにちは
陽子です

今日は半年コース受講中のMさんのことをご紹介します
(ご本人の許可を得て掲載してます)

 

感情が麻痺していて
自分が何を感じているのかがわからない・・

それが Mさんがfloweringセラピー®を受けられる動機でした

 

幼少期の体験のお話しから
感情を麻痺させなければ 辛くて生きてこられなかったことが
容易に想像されました

 

その体験とは・・

お母さんがMさんが幼稚園のときに突然
怒って出て行ってしまい
それ以来 会っていないということです

お父さんを悲しませたくなくて
お母さんに会いたいと言えず
お母さんへの恋しさをずっと抑えていた小さな女の子

小さい頃は喘息もあって
夜寝るのがいつも怖かったということ

それでも お姉ちゃんだから・・と健気に
妹をかばってきたということ

 

どれだけ不安で怖かったかと思うと 胸が痛みます

 

 

それでも 
今日まで生きていてくれて ありがとう

そして
出会ってくれて ありがとう

 

大人になった今あらためて
自分のトラウマと対峙する覚悟ができたということは
本当に素晴らしいことです

でもそれは同時に
向き合わざるを得ない辛さが
今もあるということを意味しています

『母』という存在なしに自分らしさを確立することは
どんな命にとっても困難なことでしょう

安定した基礎がない家のようなもの・・

何をやっても
どれだけ頑張っても
心にぽっかり空いた穴が埋まらなくて
虚しかったのでは・・ と思います

 

 

Mさんの感情のブロックになっていたのは
「自分の怒りがわからない」という点でした

感情の麻痺は 
怒りの発揮ができないところから始まります

幼い子が 嫌な事があった時
「いや!」 と叫べなかった

その代わりに

「私が悪いんだ」「私がいい子じゃないから・・」

そうやって 自分を責めることで
感情をないことにするのです

 

それが大人になった今 さらに色濃くなっていて

辛いことがあるたびに「悪いのは私」と
自分を責めるパターンを繰り返されていたのです

 

継続的にセッションをすることや
日々のメールでのサポートで

「私 怒っていますね」と気づけるようになっていかれました

そして 怒りを解放することを何度も
一緒にやっていきました

 

2ヶ月ほど経過した あるセッションでのこと

職場での悩みから 家族間の悩みが出て
さらに掘り下げていくと・・

 

私を捨てたお母さんなんか 大嫌い!!

という声が湧いてきました


そしてその怒りを解放した後
お母さんへの愛おしさが溢れだしたのです

ずっと抑えていた怒りの下に埋もれていた気持ち

お母さん 大好き

インナーチャイルドの純粋な想いに繋がった時 
Mさんは涙が溢れました



その時のことをMさんはこんな風に表現されています

************************

「お母さん、大好き」
そう言えた時に、全身から力が抜けていくのを感じました。
この言葉は、自分でいつからか禁止していた言葉でした。
言ったところで、届かない。私は捨てられたのだ。
そんな言葉を発して父に嫌われたら、父にも捨てられる
そんなことをずっと思ってきました。
小さいMちゃんがずっと言いたいけど、言えなかった言葉
「もう我慢しなくていいんだよ」と思いました。
我慢の分だけ体に力が入っていたのか、
急にスッと全身が脱力するような感覚がありました。

************************

幼い頃 好きと言えなかったこと
言ったとしても ちゃんと受け取ってくれる人がいないこと

これはたとえ 両親がいたとしても味わう辛さです

いつも喧嘩ばっかり
家の中が落ち着かない

お母さんに 今日あった嬉しい話を聞いて欲しいのに 
ちゃんと聞いてもらえない・・

 

話を聞いてもらえない子どもは
だんだんと 気持ちを表現することを諦めてしまうのです


その積み重なった諦めが 感情を蓋することになります

寂しいことですよね・・

 

でもそれさえも 大人のあなたが迎えに行くことで
癒し解放することは可能なんです!

 

 

「お母さん 大好き」
その想いに繋がられたMさんに

「手紙を書いてお母さんへ想いを伝えてみませんか?」と提案しました

 

お母さんの居場所はわからないけれど
お母さんの妹ならわかるということ

でもそれも何十年も前の記録だから
今もそこにいるかはわからない


それでも お母さんに伝えたい!

寂しかったけれど もうお母さんを責めていないこと
産んでくれて感謝していること
お母さんの愛情が今は受けとれる自分になったこと

想いが溢れだしてMさんは泣きながらも
お母さんへのお手紙を書かれました


返事がこないかもしれない
お母さんはもう亡くなっているかもしれない

それでも伝えたい! と溢れだすもの。。。

これが本当の想いに繋がった時のエネルギーです


結果がどうであれ わたしはそれする


そんな想いでお母さんに書いた手紙を
叔母さん宛てに投函されました

 

 

すると 奇跡が起きました!

なんと手紙を送った翌日に 叔母さんから連絡が入ったのです

お母さんが病気であること
そして 家を出たことをずっと悔やんでいること

お母さんの様子を知ることができました

そして その一週間後には
お母さんからのメールが届いたのです!

43年ぶりの母からの言葉

お母さんはMさんからの手紙を
泣きながら読まれたそうです
 
そしてMさんもまた
お母さんからのメールを 嬉しくて何度も読み返したということ

その時のMさんのブログはコチラです↓

https://ameblo.jp/mitsuko238/entry-12810634034.html

 ※「私の経験が誰かの役に立つことがあるならば、
 こんなに嬉しいことはありません」と掲載を快諾くださいました

 

お母さんからの手紙を受け取ったMさんから
こんなメッセージがありました

************************

この長期コースに入っていなければ
この現実を目にすることはなかったと思います。
陽子さん、光平さん
そして、この安心な場所で応援してくださる皆さん、
本当にありがとうございました!
素直にとっても嬉しいです

************************

 

今のMさんなら恐れや不安ではなく
素直な自分の気持ちから 愛を表現されることでしょう

我慢してきた体験も
痛みを愛に還る強さとして 役に立っていくでしょう

 

コース残りの3ヶ月も さらに愛が深まるよう
Mさんのプロセスをわたしたちはサポートしていきます

 

 

人は傷つき苦しむけれど
その痛みをなんとかしようとすることで

人の心のを学び 愛を学びます

傷が癒されたとき 愛が深くなり

受け取った愛を 誰かに返したい

人の役に立ちたいと 心から願うようになりますね

 

この愛のリレーをするために

わたしたちは産まれてきたのです

だから痛みを乗り越えていきたいと 切に願うのでしょう

『愛したい』という想い それは命の衝動ですね


自分の中にある愛に繋がった人は 強く美しい

 

 

どんな自分も自分が愛したい
内なる愛に繋がって 過去を癒やし愛を生きたい方に
お勧めのコースです

“根本変容”集中プログラム

 

 

らぶ

陽子

 

 

 

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