一歩踏み出せない理由
二十四節気で一番寒い時「大寒」
この時期は庭作業では バラのお手入れがあります
気温が低くてバラの成長がお休みしているからこそ
できる事があります
このお手入れが 初夏の開花にとって大切なんですね
寒くて手がかじかんだり
トゲであちこち傷だらけになりながらも
バラの花のために頑張ってしまうのがガーデナー
この作業をする度に
人間に生き方を教えてくれているのを感じます
わたしたちはいつもは 見えている所だけ
つまり「枝」や「葉」「花」を見ています
でもバラの冬のお手入れは
鉢から出して「根っこ」の張りを点検します
地植えなら 株の周りを掘って土の様子もみます
地上部が元気な子は
やっぱり根っこも元気なんです!
すくすくと白い根が伸びています
なんとなく元気がなくて
去年「いい花が咲かなかった」という子の根は弱々しいです
土の中に根っこを食べる幼虫がいることもあります
「これじゃあ 元気ないのも当たり前だよね」と
原因がわかるわけです
これは人間も同じだと思いませんか?
何かを成し遂げたくて
人の役に立ちたくて頑張るけれど
その頑張りも 自分の心が満たされていないとうまくいきません
「やり始めたけれど挫折してしまった」という事をよく聞きます
不安や不信感 嫉妬や迷い
心に翳りがあると力が湧いてこないですよね
人間はつい 早く収穫したくて気持ちが焦るのですが
わたしがお勧めすることはこれ
まずは根っこをしっかり張りましょう!
つまり 心が健康なこと
今ここに「生きている喜びを感じていること」が大切ですね
あなたは今 心から笑えていますか?
ふとした拍子に涙が出そうになったり
身近な人に怒りっぽくなったりしていませんか?
不安定な時は あなたの中からSOSが出ていることを意味します
「わたしを助けて!」とあなたに気づいてもらえる事を
待っている存在がいるんです
自分をダメだと責めるのではなく
自分の中に傷ついた存在がいることに目を向けてあげましょう
「こんな年齢になって感情的になるのが恥ずかしい」
という声も聞きますが
違うんです
大人になった今だから
あなたが強くなったから
ようやくわかってあげることができるんです
そのタイミングが「今だよ」ということです
今起きているそのSOSを無視せず
丁寧に心を元気にしてあげましょう
それができるのは あなただけなんです
少し回り道に感じるかもしれないけれど
そうやってゆっくりと自分に向き合った年月は
過ぎてしまえばとてもいい時間だったと思うことでしょう
その時間があったから ここまで来られたんだなと
自分を そして 自分の人生を愛おしく思えるようになります
花を咲かせることを急がないでください
まずは 丁寧に土を耕し 根っこを張らせてあげましょう
強い根が張れたなら
少しくらい周りが騒がしくったって
揺らぎない強さで立っているあなたがいるでしょう♡
厳しい冬を越えた植物は 春に美しい花を咲かせます
大好きな曲
『The Rose 』 Bette Midler
floweringセラピー®協会代表 ツインセラピスト
floweringセラピー®協会代表。21歳年下のパートナー光平とともに、愛に目覚めて生きる事を伝える。離婚、起業という体験で培った、女性の愛の強さを感じるセッションは女性に人気。植物との繋がりも強い。庭づくり『armonica』代表。
ホームページ 『floweringセラピー®』
ブログ 『ありのままのあなたで生きる』