エゴを越えて生きる
クライアントさんから
エゴの扱いについて聞かれることがあります
「エゴがうるさくて^^;
どうしたらよいですかね?」
「他人へのジャッジや嫉妬がすごくて
ちょっと困っています^^;」
インナーチャイルドの癒しが落ち着いてくると
いよいよエゴさんのテーマに移っていくものです
癒しのプロセスがある程度進んで
『エゴさんをどう扱ったよいのかしら?』
という方に向けて今日はお伝えいたします
●(準備段階)そもそもエゴって何?
エゴというのは
頭の中に住んでいる
もう一人のあなたです
または
あなたのフリをしたあなたです
一見あなたのフリをして
意見やアドバイス
愚痴やネガティブな声を囁きます
「きっと無理だよ」
「本当のことは言わない方がいいよ」
「あいつのせいでこんなことになった」
「もう別れた方がいい」
「どうせ私が悪いんだ」
そんなふうに
『重た〜い』声をあなたに囁く存在
それがエゴさんです
通常人は
エゴの声を自分の声だと
あまりに信じ込んでいます
しかし
癒しのプロセスがある程度進むと
エゴの声が自然とわかるようになってきます
●エゴに気づく
エゴを越えて生きるために
まず必要なことは
『エゴに気づく』ことです
「あ
これは本当の私じゃなくて
エゴさんが言っているんだな」と
エゴの声にニュートラルに気がつきましょう
たとえば
不安 嫉妬 罪悪感 自分責め
ジャッジ 疑念 絶望
そういったテイストの声が聞こえてきたとき
「あ エゴさんはそう思うんだね」と
穏やかに気がついてほしいのです
このとき
よく陥りがちな間違いについて
お伝えします
人はエゴに気づいたとき
そのエゴに対してジャッジしたり
エゴを排除しようとしてしまうのです
たとえば
「あいつが悪い」という
ジャッジが湧いてきたとき
「あ〜 こんなこと思っちゃダメ」と
エゴを押さえ込んで否定してしまうのです
これでは
あなたはエゴから解放されません
どんなエゴの声に対しても
ジャッジせず
排除しようとせず
「そうか あなたはそう思うんだね」
と ニュートラルに気づくこと
これによって
少しずつエゴさんがリラックスしていくのです
まずはこれが基礎トレーニングになります
●エゴを活かす
そのうえで
さらにエゴを越えて生きるために必要なこと
それが『エゴを活かす』こと
エゴを抑圧するのではなく
健全に活かすことによって
エゴは悪さをしなくなっていくでしょう
実際
エゴの声がうるさいのは
多くの場合
エゴが暇しているサインです
例えて言うなら
エゴはあなたの会社の社員のようなもの
仕事が少ないと暇になって
デスクの陰で勝手に遊びはじめるのです
エゴにいくら気がついても
ちっともおとなしくならない人は
もっとエゴが活かされる仕事が必要です
しかし
このエゴさん
どんな仕事でもいいから
テキトーに与えておけばいい
っていうものでもありません
エゴは
あなたにとって
本当に大事なことのために役に立ちたいのです
どうでもいい仕事で使っていると
「ふん こんな仕事やりたくないもん」って
ストレスをエゴも感じるでしょう
だからここであなたは
「私が本当にやりたいことって何?」と
自分に問いかけることになるでしょう
あなたの本当にやりたいことのために
協力できたとき
エゴは心から満足するでしょう
そして
エゴをどのように活かすか?について
さらにお伝えしておきたいことがあります
自分ひとりで完結することよりも
人との関わりにおいてエゴを活かせると
なおエゴさんは充実感を感じて綺麗になっていきます
たとえば
サーフィンが好きな人が
海辺でひとりでサーフィンをやるだけではなく
人にサーフィンを教えることをすると
もっとエゴさんは満足するでしょう
エゴは結局
自己満足ではなく
他者に貢献することで活かされたいのです
これがなされると
エゴはどんどん純化されて
どんどん透明になっていきます
透明になったエゴは
もはやエゴと呼ばれず
あなたの『個性』と呼ばれるでしょう
はい
以上駆け足ですが
エゴを越えて生きるために
そのプロセスについてお伝えしてきました
今一度まとめておきます↓
エゴを越えていくために
●エゴに気づく
・ジャッジしない
・排除しようとしない
●エゴを活かす
・暇すぎるとエゴは悪いことをする
・本当にやりたいことをする
(どうでもいいことではエゴは満足しない)
・人との関わりの中でエゴを活かす
(自分ひとりで完結することでは
エゴは完全には満たされない)
以上を参考にしつつ
どうぞエゴさんと
愛ある関係性を育んでいきましょう(^ ^)
エゴも愛される権利があります
なぜなら
エゴも
あなたの一部だから
お読みのあなたの愛の旅路に
心からの祝福をこめて
光平
floweringセラピー®協会代表 ツインセラピスト
兵庫県在住。21歳年上のパートナー陽子と、ツインセラピストとして真実の愛を伝えている。今ここにある愛を広く伝えたいというアツい想いで、セラピストたちを育成中。元高校英語教師。
ホームページ 『floweringセラピー®』
個人ブログ 『あなたはだぁれ?』