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許しは人のためならず(許しのプロセスについて)

和田光平

 

『情けは人のためならず』

 

(自分自身のため)

 

年々年をとるごとに

その意味をひしひしと感じる今日この頃

 

セラピー的に言うなら

『許しは人のためならず』

といったところか

 

実際

許せない人がいることは

自分自身が一番辛いもの

 

あらゆる人や出来事をゆるせるほどに

心が安らかになって生きやすくなります

 

今日は

『許し』のプロセスについて

お話ししますね

 

 

 

●意図を定める(準備段階)

 

まずは

自分自身に『許せない想い』があることを認めること

 

そのうえで次の問↓

 

「許しに向かっていきたいですか?」

 

・・・

 

「いいえ!

 私は許せません!」

 

っていう想いが強くて

許す気がさらさらないのなら

当たり前ですが『許し』に向かっていくことはできません

 

少なくとも 

次のような心境になっている必要があります↓

 

「許したいんだけど

 どうも許せないんです」

 

数字で言うなら

許したい気持ち50%

許したくない気持ち50%

っていうところ

 

・・・

 

『許し』というのは

感情解放の中でも

最終段階に位置するくらいのもの

 

『許したい』という気持ちのない人に

『許し』の体験は訪れません

 

なので

まずは

『許したい』

(たとえ今難しくても)

 

という意図をハッキリと定めてください

 

 

 

●怒りの解放(その他感情を癒すワーク)

 

「許したい

 けど許せない」

という人において

もっとも障害になっているのが

『怒り』です

 

人や出来事に対する『怒り』を握りしめたままでは

許すことは不可能です

 

なので

『怒り』の解放のワークに取り組むことになります

 

しかし

怒りはとっても暴れん坊です

 

罵詈雑言を吐いて

暴れ回りたいほどのエネルギーです

 

そんな強烈な感情を昇華するためには

『安全な環境』が必須です

 

(セッションやリトリートなど

 特別な環境をオススメしますm(_ _)m)

 

 

 

 

怒りは責任を伴ったやり方で

解放される必要があります

 

誰かを傷つけるのでもなく

自分を傷つけるのでもなく

 

適切に表現されたなら・・・

 

その下に埋もれていた

傷ついて泣いている私を発見することでしょう

 

怒りが湧くのは

結局傷ついたから

 

だから

怒りをなかったことにして封じ込めると

その下の『傷ついた私』をいつまでも迎えにいくことができなくなってしまうのです

 

怒りが解放されて

傷ついた私が少しでも癒えてくると・・・

それだけで

『許し』がハートの奥から起きてくる人もいます

(出来事のケースが軽い人や準備が十分にできている人の場合)

 

ただ

出来事が重いケースや

想いの握りしめが無意識に強い人

他のネガティブな思い込みも絡み合っている人など

すぐには『許し』が難しい人もいるでしょう

 

そのような方は

傷を癒しつつ

次の(3)のステップに進みましょう

 

 

 

 

●祈り 

感情が解放されて

傷が癒えてくることで

自然と『許し』は起きてきます

 

しかし

出来事の重さやその人の準備具合によっては

傷が癒えてもなかなか『許せない』こともあります

 

そんなとき

最後には『祈り』に訴えることになります

 

セラピストとして8年ほどやってきた経験上言うと

『許し』は最終的に人間の力だけで起きるものではありません

ショックな出来事を

あなたの人生に加えたのは

あなたではありません

 

同じように

あなたの肩から

重荷を取り去るのも

あなたではないのです

 

苦しみに苦しんで

あらゆる手を尽くして追い詰められた人は

最後には自然と『祈り』に向かいます

 

どんな言葉で祈るか?

というのはあまり重要なことではありません

 

大事なことは

真摯な気持ちです

 

祈りがハートの奥の深いところから発せられたなら・・・

 

その瞬間

待っていたとばかりに

『許し』が同時に訪れるのです

 
 

 

 
 
 
(祈りについて補足↓)

祈りは口先だけのものではありません

 

頭で計算して

許されたいから祈る

というものでもありません

 

ああ

やれることは全てやった・・・

万事休す

 

そんな心境のとき

ハートから自ずと湧いてくる言葉のことです

 

結局のところ

人生で起きるすべては

そんな心境になって

大いなる力に明け渡すためにデザインされているのではないか?

私は自分自身やクライアントさんの人生を見ていてそう思う

 

許せない想いがある人は

この記事で紹介したこと以外でも

とにかく自分でできることを何でもやってみるのがよいでしょう

 

真摯な気持ちが

必ず道を切り開きます

 

 
 
 
 
 
以上

今日は許しのプロセスの話でした

 

まとめると

まずは人間レベルでできることに取り組みつつ

最終的には祈りゆだねる気持ちが

『許し』へとあなたを導きます

 

あとは

個人それぞれのケースによって

どこで詰まっているのか?が異なりますので

許せない想いで苦しんでいる方は

ぜひ一度セッションなど体験の場にお越しください

 

どんな苦しみも

墓場まで持っていかなくてはならない

なんていうものはありません

 

少しずつ準備していったなら

必ず肩の重荷を下ろして

新しい人生を歩むことができます

 

『許しは人のためならず』

 

(自分自身のため)

 

愛の道を突き進むあなたに

心からの祝福をこめて

光平

 

 

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